二年ぶりくらいに、有名な問屋の街である義烏に行って参りました。
最近は広州を本拠地としている当社としても久々の義烏への出張は楽しかったのですが、色々と気付いた点なども有りました。
2015年の福田市場の現状などを見てきました
福田市場と言えば、義烏のみならず中国国内でも並ぶ場所がないほどの巨大な市場です。
どんどん拡大されており、私が初めて訪問した2007年当時よりもかなり巨大になっています。
ただ大きくなってはいるものの、増築されている部分の問屋が人気なのかというと疑問符がついてしまうのが、福田市場の現状かもしれません。
福田市場の周辺です。この辺りは何年たっても特に変化は無いようです見えているビルの一階には、マクドナルドやバーガーキングが有り、よく利用しておりました。
福田市場の内部で入ります!人がかなり減ったような印象を受ける・・・
一期(福田市場の一番メインの場所)の門から中に入りました。
昔は、この時点で人がごった返していた印象ですが、なんか人が少ないです・・・
このような感じで、人がまばらな所も多く見受けられます。
やはり福田市場のメインになるのは、断然アクセサリー類ですね。
かなり豊富に種類が有り、問屋の数も多いです。ここはいつ来ても活気に溢れています。上の画像ではちょっと人が少ないですが、この日も人は多かったですよ。
ただアクセサリーなどは、在庫を買う場合は良いのですが注文や生産するとなるとミニマムロットが多く(100程度ならまだしも1000個とか)言われる事が有りますので、日本の様に多品番を少量ずつ買い付けるスタイルに合わない場合も有ります。こういう場合は、少ないミニマムでも売ってくれる問屋を自力で探していくしかありません。
相変わらず権利的にどうなのかというような看板も見受けられます。
実際の所は知りませんが、やはり中国ではこういうのは無くなりそうもありませんね・・・間違えてもライセンス商品の偽物は仕入れない様にしましょう。
市場内の路上でデモンストレーションをしている、おっちゃんが居ました。これも以前からよく見かける光景ですが、こういうのって結構人気で人が集まるんですよね。
人気の無い、問屋の辺りはこのように人がほとんど居ません。
日本人も今回は見かけませんでした。広州ではよく日本人をみかけますが、義烏に行く日本人は減ってしまっているのでしょうか・・・
市場の連絡通路の窓から見た光景です。
低いビルばかりの、義烏にも高いビルが建築中のようです。といっても、義烏は中国の中では田舎です。商売しかない街ですので、これからもそれほど発展する感じはしません。
久しぶりに義烏に行ってみた印象
正直、凄く人が減っちゃったなあという印象です。
以前は、市場も活気に溢れ驚いたものでした。日本人にも必ずといっていいほど遭遇しましたし、海外の方が凄く多かった。
しかし今回は、海外の人も居るには居るが相対的に減少している様に感じましたし、何だか市場にも活気が無かったです。
しかし悪い部分ばかりでもないと思います。広州などの大都市に比べると、義烏の物価は断然安いです!タクシーの初乗りから、食事まで確実に義烏の方が安いです。
という事は、義烏付近で生産される物の価格も相変わらず安いであろうと考えられます。そもそも広東省で作られている物は、仕方がありませんが(義烏の福田市場には広東省の会社の店も多い)、この辺りで生産されている物を仕入れるには、良いのではないか?と感じました。
最初の方にも書いたのですが、少ないミニマムで仕入れる事が出来る広州に比べると、ミニマムの要求がかなり厳しい義烏は使いづらい面も有るのですが、商品価格は非常に安いと思います。
当社でも、義烏への渡航を希望するお客様のアテンドは行っておりますので、ご相談下さい。