はじめて中国に仕入れに行こうとする時に悩むのが、特に女性では多い事だと思いますが、一人で行っても良いのか?という点だと思います。
例えば、友達や知り合いと行くという方法も有りますので、その場合は複数人で行くという事になります。
特に初めてだという場合には、通訳も必要でしょうし現地の貿易業者や代行業者とのやり取りも必要でです。
そこで今回は一人で行く場合のメリットやデメリット、複数人で行くメリット・デメリットなどを検証していきましょう。というか、説明してみます。
中国に一人で仕入れにいくのは危険?女性はどうすれば良いの?
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まず、女性の場合に絞って考えてみましょう。
まず、どこに向かうかですが、私の知っている範囲内で中国国内の仕入れ場所を考えていきます。
中国国内の有名な仕入れ場所
- 広州(ファッション関連が強い)
- 深セン(電子関連が強い)
- 義烏(小物、日用雑貨が強い)
- 杭州(ファッション関連が強い)
などが挙げられるかと思います。だいぶ、ざっくりとタイプ別に分けましたが、このような感じと思って下さい。私は特に義烏と広州の市場について詳しいので、両市場について説明してみます。
なお、一人で行くといっても通訳は付けるものと考えます。あくまで買い付けをする人数が、自分一人という意味です。
女性が一人で仕入れに行く場合のメリット
まずは、義烏(イーウー)ですがメチャクチャ市場が広いです。有名な福田市場は、凄まじい広さで一日歩くと疲れる事間違い無しの化け物市場です。
女性一人のメリットとしては
- 買い付ける商品をゆっくり選べる。
- 他の人に自分の買い付ける商品を知られない。
- 人に気を使わないので楽。
などが考えられますね。どの点を重視するかにもよりますが、他の人に【自分の買い付ける商品を知られない】というのは重要な要素かもしれません。
女性一人で仕入れにいく場合のデメリット
- 貿易会社のスタッフが男性だと不安
- 送迎等のドライバーが現地の中国人で男性なので不安
- 何か危険な目に遭わないか不安
このような所でしょう。要は身の危険に関する事が多いと思います。中国に到着した所から、女性の通訳さんに会うまでは特に不安でしょう。
これは、通常女性なら誰しもが感じる不安だと思われます。中国が、そこまで危険なのか?と言われると、市場を回っている程度では感じられませんが、夜の町を一人で歩くと事に関しては絶対にお勧め出来ません。これは義烏よりも広州の方が体感的にそう感じますね。
では、次は複数人で仕入れに行く場合を見てみましょう。
複数人で仕入れに行くメリット
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- 白タクなど乗り合わせの金額が安くなる。(頭数で割れば安くなります)
- 買い付ける商品をシェア出来る。(特にロットが大きい義烏では嬉しい)
- 輸送費も人数で割れば良い。
- 人数が居れば危険な事が起きる確率も低くなる。
- 数人で交渉すれば、買い付ける量によっては安くなる。
- 人数が多いと楽しい。
このような所だと思います。やはり何人かで行く事によるメリットが当然有りまして、一人ずつの経費が浮きますし、通訳も二人に対して一人を付けてもらえば割り勘すれば安くなります。
商品も、シェアする事で一人一人の数量負担は減りますし日本での輸送も人数で割れば安くなります。メリットがかなり多いように感じます。
複数人で仕入れに行くデメリット
- 自分が購入する商品が知り合いや一緒に行く人に分かってしまう。
- 複数人で一人の通訳を付けると、訪れたい問屋のスケジュールがタイトになる。
この辺りでしょうか、これは価値観なので何とも言えない所ですが、他の人に自分が買い付けする商品を知られる事を嫌がるお客様は非常に多いです。それはそうだと思います。スケジュールがタイトになてしまい、行きたかった問屋に行けなかったというのも数人で行く場合のデメリットですね。問屋は大体夕方五時までには、さっさと閉まってしまいます。
一人で行くか複数人で行くかは自分のスタイル次第!
今回は、女性の為に書いてみましたが、実際には男性も同じ事です。ただ女性の方がより危険な事が多いかなと思ったのと、不安に感じている方も多いと思ったので女性中心に書いてみました。
実際には、市場や問屋を回る程度で危険な事は無いのですが、用心をするにこした事はありません。
通訳は通常女性が多いので、女性の方は安心して利用出来ると思いますし、男性だと何となく楽しい気分になるかもしれません。
しかし、結局は自分のスタイルで選ぶ事ですので最初から一人で行くのか?友人や知り合いと複数で行くのか?これは決めておくべきでしょう。その上で、注意しながらトラブルにならないように仕入れに行くのが正解だと思います。
基本的に一人で行く方も、複数で行く方もどちらも多数おられます。
何か質問が有りましたら、お問い合わせよりご連絡下さいね。